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アニタ・ムイ ファンブログ 梅艷芳歌迷BLOG

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2006年 07月 07日

梅艷芳經典金曲演唱會 Anita Mui Classic Moment Live ゲストコーナー アラン・タム

せっかくブログを開設したので、いままでアニタ・ファンのために訳していたものの一部をすこしづつ公開しようと思います。

すでに正規版のVCD・DVDを持っている方で、今まで何をいっているか理解できていなかった方は、訳と照らし合わせてもう一度見てみてください。一ヵ月半後に亡くなるほどの状態だとは思えないアニタの精神力・楽しさ・おかしさ・プロ根性をもう一度感じてください。

正規版のVDC・DVDを持っていないかたは、ぜひ正規版を購入して鑑賞してください。日本語訳だけで、内容を理解した気にならないでください。訳だけでは楽しさはわからないです。コンサートはお金を出して見に行ったり、お金を出して正規版のDVDやVCDを買って見てこそ、その歌手や製作者を尊重出来るのです。

今日は経典金曲演唱会のゲストコーナーから、一番楽しかった、アラン・タムとアニタ・ムイのトークの部分の日本語訳です。



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アラン・タム&アニタ・ムイ トーク

Anita:続いてこの時間は一人目のゲストをお呼びしなければなりません。
私たちはゲストの順番を並べるのは時にはなかなか大変です。
誰が先で、後で、どうやって彼は先か後か審議すればいいのか。
私はついに今日方法を思いつきました。年齢を使うのです。
つまり年齢が比較的…尊重されるべき人は先に出る、先に歌う。
だって早く寝ないといけないから。そうです。
だから続きまして、このゲストは、私たちは見たらすぐこんな風にしないといけない。(といって丁寧なお辞儀をする)

(観客から華仔との声)

また華って何いってんの。毎日華仔って叫んで、あなた達は誰を見に来たの。

安心しなさい。私は今日は華仔のボードをあそこに置いておきました。
後であなた達見れますよ。ボードはあちらに置いてます。
明日は1、2、3、4、5、6、7…全部置いておきます。
明日はもう叫ばなくていいです。だって明日は無いから。*1

つづいて私たちは第一のゲストをお招きします。年齢でアレンジすれば、彼は…仕方ない。
キャリアでも、年齢の高さでも、体重でも、見た目でも、私たちも思うに、彼は私の先輩です。
拍手をお願いします、譚詠麟.

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歌の途中

Anita:  私たちが非常に尊敬する「譚校長」*2
皆さん拍手を。

Alan:  有難う。とても奇麗だね、あなた。

Anita: 衣装でしょ。私には関係ないわ。

Alan:  人も奇麗だよ。

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Alan:  有難う、有難う。

Anita:  有難う。

Alan:  今日の喉はそんなに震えてない? 僕が歌っているときだよ。
僕が歌っているとき、君が言った…昨日…(言い直して) 何日前? 何場? 6日の日だっけ、
僕が歌っているとき喉が震えてるって貴方、言ったでしょ、この喉仏が。

Anita:  ちがうわ。私ね、気が付いたのね、あなたとはラブソングをデュエットできないって。

Alan:  どうして?  

Anita:  あなたの様子を見ていたら、笑いたくなるんですもん。
だから、私の顔はあなたのほうを見ているけれど、でも目はあっちを向いているの。

Alan:  僕を見れないの。

Anita:  気が付いているかどうかしらないけど、(といってアランの真似をして「緣分」を歌う) 
あなたの喉が震えて喉仏が床に落ちるんじゃないかって思って…
でもね、タム校長が言うには、これは新方式の振音なのです。 歌を勉強するなら、必ずタム校長の技を見習いなさい。

Alan:  これは…これは僕のお父さんが僕に教えたのです。
冬の時期、お風呂場で冷たい水風呂を浴びるの。振音はこんなふうに出来たのです。

Anita:  私は冷たい水風呂が一番いやだわ。

Alan:  僕聞きたいんだけどさ、この服は本当に、本当に80ポンドなの?

Anita:  もってかえって量ったら。

Alan:  なら脱いでみてよ。

Anita:  あなたに脱いでみせるって。いいわよ。貴方も同じ枚数脱ぐのよ。

Alan:  そうですか? 僕が3枚脱いで、あなたも3枚脱いだら、どこまで行っちゃうか、あなたはもう。

Anta:  私はまだ一枚、こっちにも一枚…

Alan:  ダメダメ、高貴なイメージを壊さないよう。

Anita:  そんなことないわ、言うほどのイメージなんてないわ。

Alan:  そんなこと言わないで。もし、本当に…

Anita:  あなたと大体同じで…

Alan:  もし本当に80ポンドなのなら、阿梅に拍手を贈ります。こんなに重いの。

Anita:  もっと有るわよ。

Alan:  なぜなら阿梅はね、たった100… 100ポンドだっけ?

Anita:  今は101ポンドだと思います。

Alan:  101ポンド… なのになんと80ポンドの服
だからあなたの持久力は、成龍(ジャッキー・チェン)が香港スタジアムでなんと歌を歌ってしまうのに続くほど…

Anita:  成龍はしかたないでしょ。彼は恥知らずなんだから。

Alan:  そんなふうに行ってはダメだよ。彼だって皆が喜ぶようにしてるんだから。

Anita:  彼は全く上手く歌えるかどうかとか気にしないで、どうでもいいよ、僕はこうなんだからって。私は彼が来たらと心配で。

Alan:  彼もたぶん適当な日に…

Anita:  彼は舞台に上がったら、舞台を降りたくない。そしてマイクを奪って、マイクを奪った後は「はっ?舞台を降りろって?」 「あなたどうしたいの。」 「最低一曲は歌わせろよ」

Alan:  やっぱりあの曲。

Anita:  何歌うか? 京劇よ。

Alan:   (京劇の歌唱を真似る)  こういうの?

Anita:  「あなた歌えるのね」 違う違う。まだあるの。
そして「あなた歌えるでしょ」 (といって、ジャッキーの真似をして「明明白白我的心」を歌う)

Alan:  京劇だ京劇。これが京劇。

Anita:  私は言ったの「成さん、私は歌えないわ、そんな歌、だってあなたの歌は歌いにくいし、へたくそだし。」*3
よし、私たちはおしゃべりしすぎないで。私は「ケーキ」を取り替えてくるわ。*4

Alan:  Ok. ケーキを取り替えるの?

Anita:  私はこれをケーキと思っているの。

Alan:  OK。じゃあ気をつけて。

Anita:  この掛 (服) はとても重い。では続いて舞台は彼に渡します。

Alan:  安心して。かまわず衣装を変えてください。どうぞ。私があなたを支えましょう。

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注1: この日は第6場。6場と7場の間は2日間公演がなかったので。

注2: アランは音楽界の校長先生と言われています。

注3: アニタはここではジャッキー・チェン(成龍)のことを、わざと「成生」といっています。生=先生=Mr.~さんという意味で、通常苗字につけて使います。ジャッキーの苗字は陳だし、成龍という中国語の芸名はこれで一つの芸名で成が苗字と言うわけではないのです。でも、人を諭す場合、改まって苗字で呼ぶことがあるように、わざとここではふざけて成と龍を分けて、「成生」と言っています。

で、このジャッキーネタには続きがあって、コンサート最終日(第8場)、ジャッキーがやってきたのですが、その時、ジャッキーは本当に花束を渡しただけで去ってしまおうとしたので、アニタが「これだけ?」というと、ジャッキーは「マイク奪うっていわれるし」と言って、本当に短時間で去ってしまいました。(実際は新警察故事の撮影で忙しかったからですが) 今や大御所で皆から大哥(大兄貴、ボス)と呼ばれるジャッキーですら、アニタとはそんな冗談や悪口が通用するほんとうに兄妹みたいな仲なんだろうな、と思いました。

注4: 服がケーキのように膨らみがある形なので、アニタは今回の衣装をよく「蛋糕衫(ケーキ服)」と言っていました。

by anitamuijapan | 2006-07-07 21:00 | 経典金曲演唱会2003


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